マスク

風邪をズルズル引きずっているうちにまた週末が来た。具体的には咳が止まらない。誰かは今年の風邪は治りにくいといっていたが、単におれの体が老朽化しつつ有るというのも事実なのだろうと粗悪なコンクリート造の隧道に自分の気管支を重ねる。布団の上の年寄りは大概窒息して死ぬのだ。まあ職場全体が風邪にまみれていて大気のB汚染レベルがかなりアレな事もあろうけど。そんなこんなで寝てちょっと回復しては夜までに悪化させてまた帰宅して倒れるという望まぬマッチポンプを繰り返すうちにしゅうまつであり一週間あまり文化的な生活を送った気がしない。塩酸ブロムヘキシンは偉大だった。そして今後も偉大であり続けるだろう。