それ以外に方法はない

昨日の土砂降りは嘘のように晴れて、今日は本当に善い日だった。形骸化して久しいとはいってもやはり儀式というものは脈々と続く人の営みが凝縮されており尊い
おれは、今の自分のありようについては概ね肯定的であるし、過去の自分のわりと重大な選択についても特に後悔もなく、今の自分へと導いてくれたいろんな人にはすごく感謝している。でもそんな中にもほんの些細なことであれ取り返しのつかない結果というのはやっぱりあって(大概選択ミスというよりは自分の実力の問題なので分相応というしかないのだけど)おれはそんなとき、これを今後にどう生かせば良いのだろうかと考える。もちろん一般化されない個人的な事実に何ら価値はないといわれればそれまでで、結局はその結果として何が残るのかということになるのだけど、取り返しのつかない事実は取り返しはつかなく、おれがその唯一無二の機会を取り戻すことは永遠に不可能であり、それはやはりかみしめるべき現実なのだろう。