四生の盲者、盲なることを識らず

この数日、リア充なるひとに爆発してほしいという願いを多く見かけた。なんで爆発なのかとしばし考えたけど、ニュアンスとしてはドリフのコント(煤+アフロ)程度の被害を被ってほしいという控えめな呪いであるらしい。これと同等の意味の表現てこれまであったかなと記憶を巡らせたけど、厳密に同じニュアンスのことばは思いつかなかった。つまりこれって新しいことばなんだな。ひとつの意味を示すひとつのことば。人類は新しい呪いを手に入れた!


ことばにできないものは、認識はできてもアウトプットできない。じゃあ出力できないだけで正しく理解できてるのかっていうと答えはNOだとおもう。ことばにできないものは理解できない。哲学などが訳の分からない造語をずらり並べるのは、たぶんそういうこと。人の心は、ことばとともに進化していく。


逆に、過去を理解しようと思うなら、それだけ理解の解像度を落として行く必要があるんだろう。例えば、大昔の人は怒りと悲しみを同じ感情として捉えてたとかそんなん。自然科学であれば細部を見れば常に新しい発見が有るものだけど、過去にその方法を適用するのはたぶん間違ってる。