時をかける少女

というわけでDVD発売にて視聴。特に記憶が変質している部分は無かったと思うけど、新しい記憶に古い記憶が引っ張られてるんなら保証のしようもないな。去年映画で見たときと変わらない違和感があって、結局のところそれは物語のテーマがおれら現代オタの抱える問題意識と関係ないせいなんだな。おれらあるいは少なくともおれにとってタイムリープ物といえばリセットされた時間とどう向き合うかがまず来るのだけど、この作中では単なるズル装置としてしか捕らえられてない感じだった。どこか古さを感じるのは基本原作を体験してる人向けってことなのかな。世代を比較してる感じはあった。まあ、よくよくおれ向けに作られた物語ではなかったようだ。
その他特に重要ではないのでどうでも良いけど気になった点などあげると、時間を繰り返すと大体みんな当たり前のように同じような行動をとるのが人間は機械だ的観念で無情。真琴が底抜けに頭が悪いのは、頭が良いとデスノートになるからだよね。現代物なのにすれ違いブレイカー携帯電話への対処が雑すぎだと思う。心に残ったセリフは「目がなんで前についているかわかる?!」で。「あいつどうしたんだ。飯も食わず。スイカも食わず」とかもしびれた。劇中でも指摘されてたけど真琴って友達マジ少なそうね。早川さんは好意に値するね。