机上の空論

このめくるめく話題のループとどう向き合ったら良いんだろうなあというのが、この小一時間くらいの議題であった。世界は停滞しているなあという話なのだろうか、生き急ぐおれなのか。
たしかに各論はわりと異なっていて、でもその議論の着地点は大雑把にいつもと同じでしょと思う。たしかに一味違った手法ではあるけど、それを人がそう感じる心のロジックはわりとシンプルだよねと思う。おれの世界に対する興味はいつも地図の輪郭程度で満たされてしまって、部分拡大してはじめて見えてくる末枝の情報なんてぜんぜんどうでもいいんだ。それは、例えば自分の脚で世界を一周したって地球の形はわからないでしょと思うような、そのレンジで世界を捉えるキャパシティがないがための諦観でもあるのだろうけど。