こんな東方儚月抄はどこだ

まあこれはあれだ、儚月抄を流行らせようムーブメントだな。勝手に流行りはじめたらアイデンティティを失う原理的マイノリティ。弊サイトは東方儚月抄を応援しています。
さておき、儚月抄関連の議論はどうも表面的な情報の整合性とらわれがちだけど、その辺はほどよく受け流してもうちょっと作品全体構造のモチーフというかメタファーというか、作品がどういう解釈のもとに構成されてるのかを考えるほうがおもしろいと思うんだ。月と地球の関係とか月面戦争の意味とかそういう大雑把な構造。「穢れ」とか露骨にキーワードになってるけど、これもどういう解釈になるのか個人的には結構楽しみ。月都サイドはカースト制的な浄−穢の論点で語っているっぽいけど(権力側だから当然ちゃ当然かもしらないけど)、紫サイドは三極循環に着地する予感はする。月面戦争はただのお祭りだったのよ!カンパーイ!ハレてケガレは祓われましためでたしめでたし。みたいな。うわあすごくありそう。

そういや民俗ネタ繋がりで朝霧の巫女の5巻が売ってたので買ってきた。3年前の連載分がようやくコミックスに。準備中とかいいつつかれこれ1年以上かかったよな。こまさんが濃厚すぎて痺れる。ちぇーんどころではない。次巻で完結かな、あと何話か正確なところはわからないけどちょっと残ページ数多いような気もする。なにしろ早めに出て欲しいなあ。ところで、この作品に菊理というキャラが出てくるけど(名前を借りてるだけっぽくはある)、白山信仰関係もおもしろそうと思ってちょっと調べてみたけどあんまり情報ないなあ。
関係ないけど、近所の本屋がいつのまにかコミックスにカバーつけなくなっててそれはどうかなと思った。コミックス立ち読みするような客は売り上げに貢献しないという話もあるけど、単純にシュリンクされてないコミックって古本ぽくてあんまり買いたくないという気持ちも強いと思う。