フラクタルが如し

なんていうかたまに発作的に、自分が死んで子孫が途絶えて人類が絶滅して地球が滅亡して宇宙が消滅するっていう半ば確定的と考えられている未来を思って夜とか寝れなくなったりするんだけど、他の人ってこういう身も蓋もない絶望をどうやってやり過ごしてるんだろうねと思う。大多数の人は努めて考えないようにしてるんだろうし、頭のいい人は向かうべき未来が見えているんならなんとかおれ程度にもわかるように説明していただきたい。こんな事は思春期に考えておけば十分というのもまあ尤もで、いい歳して何も得られなかったお前は要するに失敗なのでせいぜい社会に貢献して子孫に未来を託して適当に死んどけよというのも正統な主張でありそれが大人になるって事なんだろうなとも思う。そうは言いつつ、朝が来て朦朧と一日をやり過ごしているうちにそんなことはどうでも良くなってきたりするのでおれの心は狂っているなあと思うし、結局おれはおれが望むように生きているだけなのだなあと思うし、希望も絶望も否認もすべては規定事項なのだなあと思う。